完璧主義をやめたい！私が実践した克服方法5選

「失敗したくない」「人に迷惑をかけたくない」と思うほど、完璧を求めてしまう…。

私も以前は、仕事のクオリティやスピード、人からの評価を気にしすぎて、常に自分を追い込んでいました。さらにいうと、なぜこんなに適当なの？なぜやらないの？と周りに対しても求めすぎてしまい、周りができないなら自分がやるしかない。と思い、自分で自分を追い込んでしまう時期もありました。
しかし、理想と現実のギャップに落ち込み、疲れて何も手につかない時期も。眠れず出勤することも多かったです。

そんな私が、少しずつ完璧主義の呪縛から解放され、日々のストレスが軽くなった習慣があります。今回は、実際に効果のあった方法をわかりやすく紹介します。あなたの心が少しでも軽くなれば嬉しいです。

完璧主義が引き起こすデメリット

時間がかかりすぎる

完璧を目指すと、細部にこだわりすぎて手が止まりがち。何度も見直して仕上がらず、「終わらない焦り」に苦しむこともあります。修正等が発生する業務ならば、尚のこと、100%以上でやる癖をまずはなくしてください。

結局修正が入って水の泡になった経験が私はあります。
せっかく真剣にやったのに。せっかく細かくまとめたのに。などと、言われていないことまで完璧にこなしてしまうから、期待していた返答でない時にショックを受けます。修正になっても対応できるラインで留めることをおすすめします。

自己否定が強くなる

周囲から見れば十分でも、自分の中の基準に満たなければ「ダメな自分」と評価してしまいがち。
自分で自分に圧やプレッシャーをかけてしまっているんです。

あなたの責任感の強さが仕事を生み出すこともありますが、プレッシャーもその分加算されていくので、ゆる〜く考えるクセをつけてください。

小さなミスが許せない

ほんの些細なミスでも大きく落ち込んでしまい、立ち直るまで時間がかかることが増えてしまいます。

「ミスを許せない」「⚪︎⚪︎さんは本当に仕事ができるよね〜」などの反応がよりあなたを苦しめます。
そんな時は、小さなミスをあえてしてしまってください。
自分の中で許せるミスをあえてすることで、ミスもするんだ〜と認識してもらうこともあなたの未来のためにはとても必要です。私はあえて小さな問題にならない程度のミスを最初にしておくことで、その後の気持ちがとても楽になりました。

完璧主義をやめるために実践したこと

ミスをして普通に過ごしている人を見ること（真逆の人を見る）

私が、完璧主義を辞められるきっかけになったのは「ミスをした人がミスと感じることなく普通に笑って過ごしていたとき」でした。完璧主義だからこそ、ミスをすることが毎日怖くて、毎日怯えてます。

私は、ミスが怖くて眠れず仕事に行くほどの完璧主義でした。

そんな時に上司が、ミスをしたのに笑いながら「あ、やっちゃった〜笑」といったノリで話をしていた時に私のこれまで抱えてきた不安が吹っ飛びました。

上司もわざと、笑って過ごしているのかもしれませんが、長年会社勤めをしていたら、ミスをしないことなんてあり得ないのです。無遅刻無欠勤のプレッシャーと同じ原理です。

無遅刻、無欠勤という自慢が、いつの間にか自分を追い込んでしまうような感覚です。
もちろん、遅刻や欠勤はあまり良くないことですが、完璧主義さんはかえって楽な思考にするためにも小さなミスや、お休みしちゃいけない。と自分に課題を課さない方がラクになれます。

完璧主義さんは70%くらいの仕事量でOK

完璧主義さんは、常に周りからの目を気にして、仕事ができない自分が嫌いです。
だからこそ、普通の人から見たらついていけない領域で仕事をしてしまっています。

あなたの思う100%は普通の人から見ると150%、200%までいってることも。
完璧主義のあなたはむしろ、70%くらいでいいや。と割り切るくらいでちょうどいいかもしれません。

タスクを細分化してハードルを下げる

やるべきタスクもきっと、細かく決めているのが完璧主義さんだと思いますが、1日の労働時間は決まっています。

だからこそ、その日のタスクからさらに付け足すことはしないでください。
やるべきことをしないと気が済まないのもわかりますが、あなたの身体と心が崩れたら意味がありません。
バランスを保って、やりすぎないことが大切です。

終わらせることを最優先にする

完璧主義ではなく思考を「完了主義」に変えてください。
そして完了したら、そのことは忘れていくクセをつけてみてください。

一つずつ、頭の中から削除してください。そうすることで、縛られた思考から解放されます。

他人と比較しない習慣づくり

他人と比較しがちでもあり、自分を追い込みがちな完璧主義さん。
自分の中の仕事ができる理想像が大きいのが完璧主義さんです。

自分の中の理想を求めることはいいことですが、他人と比較して落ち込みやすいので、他人と比較せず今の自分より、成長できている自分にフォーカスを当ててください。

目的と手段を見直す

全てを自分一人で。とやってしまいがちですが、開き直って「人にお願いすること」をできるようになったら、完璧主義脱却が見えてきます。

ついつい、自分でやった方が早い、教えてる時間がもったいない、誰かに自分の仕事を取られたくない。と思うかもしれませんが、自分とは一生の付き合いであり、あなたが自分を追い込んで働いてても、給与も変わらないのです。

それならば、周りの協力をもらって自分の仕事量を減らしていくことのほうが、長期的に見ると安定します。

完璧主義は性格ではなく“クセ”

変えられる思考である理由

脳は「慣れた思考」を繰り返す性質があります。
習慣を変えれば、脳の回路も書き換わっていくからです。不思議だと思いますが、本当に口に出すだけで、考え方を無理やり変換しようとするのです。

騙されたと思って、一度口に出す、声に出すことをしてみてください。

無理なく続けるコツ

様々な方法で、完璧主義をラクにするコツをお話してきてますが、人間のクセや性格は簡単に変わるものでもありません。私自身も今でも適当に仕事をすることも、中途半端に仕事をすることも、時間を求めてしまうことも消えてません。

だからこそ

• 小さく始める
• 一度に変えようとしない
• 完璧にやめようとしない（ここ重要！）

ことを意識してみてくださいね。

【まとめ】完璧主義ではなく完了主義にして負荷をかけない

完璧主義は、自分自身を苦しめてしまう“思考のクセ”。無理なく続けられる小さな習慣で、心が驚くほど軽くなります。まずはできることから一つずつ始めてみましょう。

• ミスが怖いなら許せるミスをあえてする
• 完璧主義ではなく、完了主義（終わったら考えない）クセをつける
• 深く考えてない楽観的な人を見て真似をしてみる
• 完璧主義を辞められなくても、1日の仕事量を70%にしてプラスの業務をしない
• 同じ業務時間なのに、倍の仕事をしているのに給与は変わらないので、無理をする必要はない
• あなたが一生懸命になるのは、あなたが気持ちがラクで落ち着ける空間にいること